NTTドコモの発表に続いて、ソフトバンクが新料金プランを発表しました。ドコモは12月3日に20GB2980円のahamoを発表。18日にはメインの料金プランの値下げを発表しており、そこからわずか5日での発表となりました。もちろん、ソフトバンク自身も菅義偉首相や武田良太総務大臣の意向を受けるなどして、値下げの方向性は検討してきたのでしょうが、一気に値下げを発表した動きの速さはソフトバンクらしいと言えるでしょう。

実際の発表会の模様は、現地からツイートにまとめてあります。
記事はBusiness Insiderに掲載されています。

料金プラン | 1GB | 3GB | 10GB | 20GB | 60GB | 無制限 |
メリハリ無制限 | 5,080 | 5,080 | 6,580 | 6,580 | 6,580 | 6,580 |
5Gギガホ プレミア | 5,150 | 5,150 | 6,650 | 6,650 | 6,650 | 6,650 |
ギガホ プレミア | 5,050 | 5,050 | 6,550 | 6,550 | 6,550 | |
ahamo | 2,980 | 2,980 | 2,980 | 2,980 | ||
シンプルL | 3,780 | 3,780 | 3,780 | 3,780 | ||
シンプルM | 2,980 | 2,980 | 2,980 | |||
シンプルS | 1,980 | 1,980 | ||||
SoftBank on LINE | 2,980 | 2,980 | 2,980 | 2,980 | ||
はじめてスマホプラン | 1,650 |
ドコモとソフトバンクの料金プランを見る限り、ソフトバンクはドコモに合わせつつ4Gと5Gを同額にしたことで、無制限プランの5Gではドコモより70円安くなりました。バリエーションを増やした点とLINEのプラットフォームを生かしたオンライン専用ブランドの立ち上げがポイントでしょう。


もともと、携帯料金は単純化すると広いニーズに対応できず、細かくすると分かりづらいと言われてきました。ソフトバンクは3ブランドで分けることで、ソフトバンクを選べば大容量、ワイモバイルを選べば小中容量、オンラインのみなら新ブランドと区別できるようにしました。
無制限プランだと、ソフトバンクはアメリカ放題、ドコモはテザリングも無制限、といった違いもあって、それぞれニーズに応じて選べます。来年1月に発表する計画のKDDI、新規参入で苦しくなってきた楽天モバイルの新たなプランが登場すれば、また新たな動きが出てきそうです。
これによって、キャリアは通信事業だけで利益を拡大させることがさらに難しくなりました。5Gの設備投資も重くのしかかるため、通信以外の分野での収益拡大がより重要になります。
まずはKDDIと楽天の動向を注視したいと思います。