シャープのハイエンドスマートフォン「AQUOS R6」のSIMフリーモデルが9月24日から発売されます。これまでドコモとソフトバンクからキャリアモデルとして発売されていましたが、今回新たにSIMフリーモデルとして投入される形です。価格は16万5000円前後と想定されています。

AQUOS R6は、独ライカカメラが監修したカメラを搭載。1インチというデジカメクラスの大型センサーとライカの「SUMMICRON 1:1.9/19 ASPH.」レンズを採用しています。大型センサーとライカ監修の絵作りによって、自然な色合いと精緻な描写を実現しています。昨今のスマホカメラとしては珍しく35mm判換算19mmの広角レンズ1つだけですが、有効画素数2020万画素に抑えられた大型センサーのおかげで、ダイナミックレンジやノイズ面でも有利です。
ライカが全面監修した「LEITZ PHONE 1」も魅力ですが、デザインやモノクロームモード「LEITZ LOOKS」を除けば、画質的には同等とされています。ソフトバンク限定LEITZ PHONE 1は18万を超え、キャリア版AQUOS R6は13万円強。キャリア版+3万円でSIMフリー版ということになります。

Snapdragon 888、12GBメモリ、128GBストレージを内蔵。ディスプレイは6.6インチWUXGA+(2730×1260)のPro IGZO OLEDで、1~240Hzとリフレッシュレートが変動することによって省エネ性能と滑らかな表示を両立させています。もちろん、5G(Sub6)に対応します。
SIMフリーモデルとなり、新たにnanoSIM×2のDSDVに対応。そのうちの1つはmicroSDXCカードと排他利用で、データ通信用に設定したSIMにおいて5Gでの利用が可能です。対応バンドは5Gがn77 / n78 / n79、4G LTEがB1/ B2 / B3 / B4 / B5 / B7/ B8 / B12 / B13 / B17 / B18 / B19 / B20 / B21 / B28 / B38 / B39 / B40 / B41 / B42。4Gのau、ソフトバンクの1.5GHz帯(B11)は、ソフトバンク版は対応しているのですが、SIMフリー版では非対応のようです。逆にSIMフリー版で対応しているB21は、ソフトバンク版では非対応でドコモ版で対応。ドコモ版ではB38 / B39 / B40 / B41が対応しているかは不明でしたが、ソフトバンク版では全対応、SIMフリー板でも全対応。恐らくドコモ版と同じなのではないでしょうか。それに対して、DSDVに対応している点がメリットです。残念ながらeSIMには対応していませんが、それでも魅力的です。