シグマの新レンズ3本は買い、なのだけど。

12月1日、シグマがLマウント・Eマウントレンズ3本を発表しました。ミラーレス向けの「プレミアムコンパクトプライム」と銘打った新レンズ「Iシリーズ」の第1弾で、「35mm F2 DG DN | Contemporary」、「65mm F2 DG DN | Contemporary」、「24mm F3.5 DG DN | Contemporary」の3本が投入されます。

やや中途半端ですが、発表会の模様はツイートにまとめてあります。フルサイズミラーレス向けのDG DNのなかでも、さらに総金属製の外装、切削アルミニウムを使うなどの高品位なデザインで、コンパクトで高い光学性能を実現している、といいます。Iシリーズとは銘打たれていませんが、SIGMA fpのキットレンズである「45mm F2.8 DG DN | Contemporary」と並べてみましょう。

さらに前回の記事で掲載した85mmのレンズのスペックは以下の通りです（一部省略）。

さて、これでシグマのLマウント単焦点レンズのContemporaryラインは24mm、35mm、45mm、65mmとなりました。APS-Cセンサー向けのDC DNシリーズを入れると、さらに16mm（35mm判換算時24mm）、30mm（45mm）、56mm（84mm）があります。Artラインの85mm F1.4 DG DNも混ぜてあげましょう。

個人的に重視するのはサイズと重さです。現在、シグマとパナソニックのLマウントレンズでもっと小型軽量なのは45mm F2.8。それに今回の24mm F3.5が続く形です。そしてごくごく単純に並べてみると次のようになりました。

焦点距離が被りまくりますし、レンズの明るさと写りの違いというだけで同じ焦点距離のレンズを買う余裕はありません。コンパクトに単焦点でスナップを、という個人的な希望からすると、あまりレンズ数が多くなるのも困りものです。全てをカバーするのがズームレンズだよ、君。という声が聞こえてきそうなので、こっそり表にはズームレンズを突っ込んでいます。

Iシリーズ3本とキットレンズを並べると、24mm、35mm、45mm、65mmと大変小刻みな変動です。個人的なニーズから、24mm F3.5は、常時付けっぱなしのレンズになるポテンシャルを秘めています（サイズ的に）。そうなると、次はサイズとのバランスがいい65mmでしょうか。でも、焦点距離的には85mmがいい気がします。仮に20-60mmをゲットしても焦点距離が被りません。そうなると85mm F1.8かF1.4か。

Iシリーズは、必要な焦点距離があれば、どれも買い、で間違いないと思います。まるで検証していませんが、シグマですし、このスペックですし。でも、いざ買うとなると「（購入金額の総額は考慮しないものとする）」とはいかないわけで。

はてさて。悩みは深まるばかり、ということでした。