Windows 10 Mobile採用機が続々登場している中、いち早くWindows Phone 8.1端末をリリースしていたマウスコンピューターの「MADSMA」がWindows 10 Mobileにアップデートされました。こちらはアップグレードサービスを事前に利用したもので、一般向けには12月中にもOTAでのアップグレードが可能になるようです。
- Windows Phone 8.1時代のMADSMAのホーム画面
- こちらはWindows 10 Mobileにアップデートしたもの
Windows 8.1からWindows 10にアップグレードして何日かテストで使っていますが、全く普通に使えます。むしろ安定していて快適に使えるレベル。スペックとしてはそう高くないMADOSMAですし、要件的にはContinuumも利用できませんが、電話、メール、Webといった用途では下手なAndroidよりも快適に動作する印象です。
- MADOSMAのシステム情報(Windows Phone 8.1)
- MADOSMAのシステム情報(Windows 10 Mobile)
Windows 10のメリットとしては、PC向けに作ったアプリでもスマートフォンで動作させられる(その逆も同様)、という点があります。アプリ開発者としては、Windows 10用のアプリを作れば、それがそのままスマートフォンでも使えるわけで、より利用範囲が広がります。ただ、まだそれも道半ばという感じで、ストアにアクセスして「マイアプリ」をチェックしてみると、PC向け、スマートフォン向けを問わず、過去にダウンロードしたアプリが表示されますが、スマートフォンのみ対応、PCのみ対応というアプリが結構あります。
- Windows 10のストア
- Windowsストアのマイアプリ。iマークのあるのがそのプラットフォーム非対応のアプリ。この場合はスマートフォンには非対応
このあたりは、開発者が移行してくれればいいのですが、果たしてどうなるでしょうか。
いずれにしてもMADSMA以外にもfreetelの「KATANA 01」、伏兵ヤマダ電機の「Every Phone」、トリニティの「NuAns NEO」など、さらに今後VAIOも発売を計画しており、端末ラインナップが一気に拡大します。今だキャリアからは音沙汰がありませんが、今後の展開が楽しみになりそうです。